台湾の友達の結婚式に呼ばれたら(5)結婚披露宴の終わりと引き出物
こんにちは!
ここ最近何回かにわけて、台湾の知人・友人の結婚式に呼ばれた時に、
どのようにしたらよいかということをまとめています。
式のプログラムなどについてお話ししました。
今日は結婚披露宴の終わりと引き出物の話です。
結婚式の終わりは突然やってきます。
お腹がいっぱいになってくると、デザートが出てきて、
そろそろ終わりかなぁ…なんて思ってると、
いつのまにかメインテーブルから新郎新婦が消えていて、
三々五々に帰っていく人が現れます。
私が料理にしか注意を払ってないで、
聞き逃している可能性は否定できませんが、
明確に終わりというアナウンスはないことが多い気がします。
そんな感じでまわりにあわせて帰ろうとすると、
新郎新婦が大体会場の入口でお見送りをしてくれています。
この時ちょっとしたキャンディーなんかを配っていることが多い気がします。
そして、新郎新婦との最後の写真撮影タイムです(笑)
よし、帰ろうかな…という時になって、
そういえば日本で必ずある「引き出物」を
もらっていないことに気が付くかもしれません。
実は、台湾には「引き出物」というのはあまりないようです。
「引き出物」に類するものとして、「喜餅」というのがあります。
この「喜餅」も全員が貰うというものではないようで、
原則、新婦側の来賓の人だけが貰えるようです。
時と場合によって、喜餅の引換券がついていることもあります。
ついていたら、最初の受付でいつ引き換えるのか聞いてみてください。
(最初の受付でもらう時と、最後にもらう時と2パターンあるみたいです)
喜餅の中味は大体ビスケットや月餅等のお菓子です。
大きさはその時によってさまざまなのですが、
写真のようにアタッシュケースくらいの大きさの時もあります。
結構帰りの荷物になるので、その時は頑張ってください(笑)。
今日まで数回に分けて台湾の結婚式の様子をお届けしてきました。
少しでもはじめて異国で参加する結婚式のイメージがついたのなら幸いです。
それでは今日はこの辺で!
台湾の友達の結婚式に呼ばれたら(4)結婚披露宴のプログラム
こんにちは。
前回から何回かにわけて、
台湾の知人・友人の結婚式に呼ばれた時に、
どのようにしたらよいかということをまとめています。
これまでご祝儀と会場での受付、服装などについてお話ししました。
今日は台湾の結婚披露宴のプログラムです。
日本の結婚式は、例えば新婦からお父さんへの手紙に代表されるように、
わりと感動的なというか、
じーんと来るシチュエーションやプログラムが多いような気がします。
対して、台湾は陽気で明るく盛り上がるというような感じがあります。
例えば、こちらの結婚式。
伴娘伴郎(新郎新婦のお友達)が江南スタイルを踊って入場してます(笑)。
そして、そのあと新郎と新婦もダンスで入場しました。
こんな感じで、台湾の結婚式はとにかく陽気でハイで、明るい感じです。
台湾の結婚式でよくあるなぁと思うプログラムは、
二人の成長記録の映像です。
これは日本の結婚式でもよくありますね。
日本の結婚式によくあって台湾の結婚式にあまりないものとしては、
ファーストバイト、キャンドルサービスなどがあげられる気がします。
ケーキカットも日本ほど大げさな感じではなく、
割と淡々と行われることが多いです。
それと、来賓のあいさつなんかも台湾の結婚式では少ない
(あっても一人とか二人とか)気がします。
日本でよくあるブーケトスですが、
台湾ではブーケにひもがついていて、
司会者から呼ばれた新婦の友達(女性)がひもを引っ張って、
1本だけあたりひもがあるというのが主流な気がします。
ご飯ですが、ご飯は中華料理ということが多いです
中には洋風だったり、和風だったりしますが、
ちなみにこの写真は、
「一皿目の料理、入場~~!」という司会者のアナウンスの後で、
派手な音楽とともに船盛の刺身が入場してきました。
日本にはない演出で面白かったです。
こちらは料理のメニュー。
こちらの結婚式では新郎新婦の結婚記念写真が入っています。
お酒は日本のように飲み放題というのはあまりない気がします。
だいたいテーブルに乗ってるワイン1~2本くらいでしょうか。
日本のようにビールを新郎につぎに行ったりする習慣はありません
(台湾の結婚式でこれをやるのはあまり礼儀的によろしくないそうです)。
お色直しはありますが、キャンドルサービスなどは前述のとおりあまりありません。
そのかわりに、式の中盤から後半くらいに、新郎新婦のご家族が、
新郎新婦と一緒に各テーブルを回りご挨拶に来てくれます。
大体披露宴は2時間ちょっとといったところでしょうか。
お腹がいっぱいになったくらいで終わります。
式のプログラムは色々とありますが、冒頭からお話ししている通り、
きっと明るく、楽しい結婚披露宴を経験できると思います。
明日は披露宴が終わった後のお話をします。
それでは、今日はこの辺で!!
台湾の友達の結婚式に呼ばれたら(2)受付編
こんにちは。
前回から何回かにわけて、
台湾の知人・友人の結婚式に呼ばれた時に、
どのようにしたらよいかということをまとめています。
前回はご祝儀について触れましたが、
今日は結婚式会場での受付です。
ご祝儀と少し前後してしまいますが、
おそらく結婚式に呼ばれると、
喜帖(しーてぃぇ)といわれる招待状が送られてきます。
この招待状に式場の場所や時間が書かれています。
この辺は、日本の招待状と同じです。
違うのは「開始時間」です。
「時間厳守でお願いします」のようなことが招待状に書かれているんですが、
これまで私は台湾の結婚式に4~5回参加していますが、
時間通りに始まったことがありません(笑)。
初めて結婚式に参加した時は、
招待状にあった開始時間ギリギリで、あわてて走って行ったのですが、
会場に着いたら、私を含めて3人しか来ていませんでした(笑)。
私の数回の経験では、
大体30分~1時間くらい遅れて始まることが多いようです。
と、まぁ初めてだとびっくりするわけなんですが、
慣れてしまえばどうってことありません。
開会は遅れることが多いのですが、
私はあえて時間通りに会場に着くことをお勧めします。
なぜなら、早めに行くと、新郎・新婦と記念写真を撮れるからです。
ギリギリに行くと、新郎新婦も式の準備で忙しいのですが、
開会時間前に着くと、まだそれほど参加者もきてないので、
わざわざ日本から式に参加してくれたあなたを
きっと大喜びで迎えてくれると思います。
さて、受付です。
受付は日本の結婚式と同じく、
新郎側(男方)新婦側(女方)に別れていることが多いです。
ご祝儀はここで受付に渡します。
日本と違う所は、ここで、
式に参加したよ~というサインをすることでしょうか。
(日本でも場所によってあるかもしれませんが)
そ・し・て、受付でいちばんおもしろいのはこれです。
婚紗照といって、結婚記念のアルバムが飾ってあります。
友達がまるでグラビアに出ているような、
芸術的写真がかざられていますので、必ずチェックしてください。
そして、アルバムの写真から選りすぐられたいくつかの写真が、
写真やしおりになっておいてあります。
こちらはお持ち帰り自由ですので、
ぜひ友達の晴れ姿を持って帰ってあげてください。
受付が終わると、大体受付の案内係みたいな人が、
あなたを席まで案内してくれると思います。
明日は台湾の結婚式に参加するときの服装についてお話しします。
それでは、今日はこの辺で!
台湾の友達の結婚式に呼ばれたら(1)ご祝儀(紅包)の書き方と相場
こんにちは。
今日から何回かにわけて、
台湾の知人・友人の結婚式に呼ばれた時に、
どのようにしたらよいかということをまとめていきたいと思います。
第1回の今日はご祝儀(紅包)についてです。
台湾の結婚式でご祝儀を用意するときは、
「紅包(ほんばお)」という赤い封筒を用意します。
封筒は、台湾についてからコンビニでも売ってるので安心です。
(台湾のファミマで売られている紅包)
場所がわからなければ、
「有沒有賣紅包?」とメモを見せて店員さんに聞いてみてください。
台湾で探すのが心配という方は、
日本のご祝儀袋を用意してもよいと思います。
ピンクや赤系のにぎやかなご祝儀袋の方がよいと思います。
紅包を用意したら、封筒の真ん中にお祝いの言葉を書きます。
具体例として、
「永浴愛河」(いつまでも仲睦まじくありますように)
「百年好合」(いつまでもお幸せに)
のような結婚式の定番の言葉を書きます。
そして左下に自分の名前+賀を書きます。
(書き方の見本)
言葉を書き終わったら、中にご祝儀を入れましょう。
台湾では日本と異なり、偶数が好まれるそうです。
台湾の友人に聞いたところ、友人の場合は、
大体2000元(6600円)~2600元(8800円)の偶数(2000元、2200元など)が
よいのではないかとのことでした。
4は日本と同じで「死」と同音なので避ける傾向にあるそうで、
2400元はNGとのことです。
私はだいたい2600元を入れています。
ご祝儀はそのまま会場へ持っていき、会場の受付で渡しましょう!
ご祝儀についてはこんな感じです。
明日は結婚式の受付へご案内したいと思います。
それでは今日はこの辺で!