台湾・トイレの神様シリーズ①
こんばんは。
人間は生きている限り、息を吸うのと同じように、
用を足さなくてはなりません。
トイレに行く行為は人間の基本的な欲求の一つであります。
と、いうわけで昨日のブログに引き続き、
台湾という異国の地で、この人間の生理的欲求の一つを
読者の方に安心して満たしていただけるように、
トイレの掟シリーズをこれから何回かに分けて掲載していきたいと思います。
本当は、1回でまとめて書いてしまおうと思ったんですが、
色々と書きたいことが多すぎて、何回かにわけて掲載することにしました。
今日は記念すべき一つ目の掟です。
掟1・トイレを見かけたら行っておけ!
日本と違って、台北などの町中のコンビニには、
防犯の関係でトイレがない店がほとんどです。
(郊外にはトイレ付きのコンビニも結構多いです)
とりあえず、見かけたら旅行をよい思い出にするために行っておくべきです。
夜市に行く前にはMRTの駅でトイレ、
長距離で移動する前にはお店や駅でトイレ、
無理に行けとはもちろん言いませんが(笑)、
目の前にトイレが現れたらとりあえずトイレに行っておくとあわてずに済みます。
私は、台北市内から桃園国際空港へ向かうとき、
この掟を破り、一度ひどい目にあいました。
市内から桃園空港までは高速なので、サービスエリアくらいあるだろうし、
空港までは40~50分、へっちゃらさと、
高をくくってトイレに行かずにタクシーに乗ったのです。
出発前のお昼御飯でしこたま美味しい烏龍茶を堪能した私は、
タクシーが高速に入って10分でトイレに行きたくなり、
運転手さんに
「トイレ行きたいんでサービスエリア寄ってくれませんか」
と、頼みました。
運転手さんから
「空港までサービスエリアはまったくないよ~。」と、
回答をもらった時のお先真っ暗感は今でも忘れません。
しかもそんなときに便の神様は私の前に渋滞という試練を遣わされたのです。
タクシーの中ですごくもじもじしたことを今でも覚えています。
でも、優しい台湾のトイレの神様はこの愚かな日本人を救ってくれました。
あれはどこだったでしょうか。
たまたま通りかかったインターチェンジで、
タクシーの運転手にここで高速降りてくれ~~と頼み込み、
我慢の限界に来ていた私は
これまた目の前にたまたま見つけた自動車修理工場の前で、
タクシーを止めてもらい、そこにいた見ず知らずの台湾の人に
「拜託~~~請讓我上廁所~~~~(お願いします、トイレに行かせてください)」
と、変な中国語で相手をまくし立て、
その親切な台湾の人は私の剣幕にひるみながら
「ha...好、那邊(は…はい、あそこです)」とトイレを貸してくれたのでした。
台湾で、私は人生で一番すっきりした用を足しました。
先ほどトイレを借りた工場の人に深々と頭を下げ、私はその場を後にしました。
変な日本人をのっけたタクシーの運転手にはつり銭不要ということと
お礼を伝えて空港で車を降り、私は無事機中の人になったのです。
私はこの時ほど台湾の人の親切さというか、
ありがたさを感じたことはありません…。
もし、この方達がいなかったら、
わたしは子供のころのようなあの生ぬるいズボンで
周囲の軽蔑の視線を浴びながら飛行機にのっていたかもしれません…。
私のような過ちを犯さないためにも、
皆さんトイレは行けるときに行っておいてくださいね。
それでは今日はこの辺で!!