台鐵(台湾国鉄)の基礎知識(1)列車の種別編
こんにちは。
旅行といえば、移動がつきものですが、
今日は台鐵(台湾国鉄)の基礎知識として、
列車の種別について説明します。
台鐵の運賃は、日本のように基本となる乗車券があり、
それに特急券や指定券をプラスするというものではなく、
列車の種類によって運賃が違うというシステムをとっています。
また、優等列車は全車指定席で、一部を除き、
席が空いてたらご自由にというシステムです。
どんな種類があるかというと…
1.自強號(太魯閣號(タロコ号),普悠瑪號(プユマ号)を含む)
(日本製のディーゼルカータイプ)
(南アフリカ製の通称「赤シマウマ」)
(日立製タロコ号)
日本でいう特急列車に相当します。運賃は最も高いです。
台鐵で最も早い種別になりますが、花蓮方面では、
自強號(タロコ号)が普通の自強號を追い抜く運用もあったりします。
基本的には、全車指定席で立ち席も可能ですが、
タロコ号と、プユマ号は全席指定ですので、
指定券がないと乗車できませんので、注意が必要です。
特に、台北から花蓮方面の切符は二週間前の発売日の朝にとらないと、
なかなかチケットが入手困難ということもあります。
花蓮方面へお出かけの際は注意してくださいね。
ちなみに、チケットが取れない場合は、
区間を分けて予約してみるというのも手です。
例えば、台北~宜蘭/宜蘭~花蓮のように2枚で切符を買うと、
席を移動しなければなりませんが、
たまにチケットが取れたりすることもあります。
タロコ号・プユマ号は、JR九州の「白いかもめ」「白いソニック」の
兄弟車両だったりもします。
写真以外にも、色々な種類があります。
2.莒光號
オレンジとクリーム色のカラーが特徴の客車列車です。
全車指定席(立ち席可能)です。
日本でいうと、急行列車に相当します。
自強號より、停車駅も時間もかかりますが、
のんびり客車で旅するのは風情があります。
最後尾の車両は、連結部のドアが開けっぱなしのこともあります(笑)。
運賃は自強號より安いので、
時間のある人や、学生さんなんかに人気で、
わりと予約が取りづらかったりすることもあります。
3.區間車,區間快車,復興號
(韓国製の区間車)
區間車,區間快車は冷房付きの電車・ディーゼルカーです。
區間車は、日本でいう普通列車だと思っています。
區間快車は、途中通過駅などがある快速電車だと思ってもらえればと思います。
最新型の電車の車両は正面の顔がしゃくれているので、
「阿福號(スネ夫号)」という名前がついてるそうです。
復興號は、今はほとんど走っていませんが、冷房付きの客車の列車です。
準急のような列車で全車指定席です。運賃は、區間車と一緒です。
4.普快車
南部の南廻線のごく一部の列車で活躍する冷房なしの列車です。
運賃は最も安いですが、はっきり言って玄人・マニア向けです(笑)。
でも、窓を開けて入ってくる風はとても心地が良いです。
私はこの列車が台鐵で一番好きです。
以上今日は台鐵の列車に関するお勉強でした!
毎日鉄道の話題だと読む皆さんが疲れると思うので、
運賃の調べ方なんかはこんど適当にまた続けます(笑)。
ではでは。