台湾の中部・彰化の台鐵扇型機関庫を見に行く(2)見学編
こんにちは。
今日は昨日に引き続き、彰化の扇型機関庫の中をご案内します。
扇型機関庫までのアクセスや見学時間は、昨日の記事をご覧ください。
守衛所で記帳を済ませて、車庫の裏から入ると、
歩いて1分ほどで車庫の表に出ます。
色々な機関車が止まっていると思いますが、
なかでも見どころは、蒸気機関車でしょう。
右側のDT668形は台湾が日本だった時代に投入されたもので、
日本でSLの代名詞ともいえる「デゴイチ」として有名なD51形と同一の形式です。
中央のCK124形は、日本のC12という形式の蒸気機関車の台湾版で、
日本時代に台湾へ投入されたものです。
JR北海道で「冬の湿原号」などに使われている同型のSLと姉妹協定を結んでいて、
去年には日本と台湾のSLが違う場所で同時発車するなんていう
ことも去年やっています。
もう一つ左側にはCK101という蒸気機関車で、
こちらも日本時代の台湾総督府鉄道のころに導入された機関車です。
SLは、基本的にはこの車庫の中で体を休めていることが多いですが、
イベントなどがあると、イベント場所に行っていて不在にしていることもあります。
機関庫のわきには展望台もあって、
展望台からは車庫の全景を写真に収めることができます。
夏の暑い日は日差しがきつい時もありますが、
そんな時は、藤棚の下にベンチがあり、
自動販売機でジュースも売っているので、そこで小休止できます。
さ・ら・に、こちらの扇型機関庫は現役なので、
ターンテーブルも当然動きます。
運がよければ、↓のように、ターンテーブルが動く様子も見られます。
日本ではありえないほどすごく間近で見られるので、
とても迫力があります。
20120722 R50型(R71)出彰化扇形車庫.MP4 - YouTube
私のような鉄道好きじゃなくても、男の子のいるご家族なんかには、
とても楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
新幹線を使っていけば、台北をちょっと朝早めに出れば、
午後には台北に戻ってくることもできるので、
旅行の最終日や出張の最終日に
夕方の飛行機まで時間が空いちゃったなんてときにもお勧めです。
彰化はこの他にも大仏や、肉圓(ばーわん)という料理も有名です。
機会があれば、またご紹介したいと思います。
それでは、今日はこの辺で!!