レトロな客車列車 台鐵・南迴線の普快車
皆さんこんにちは。
皆さんは、旅に出るときボロいレトロな列車がいいですか?
それとも最新型の列車がいいですか?
(移動できればいい、というひとも多いかもしれませんが・笑)
私は趣味的には、ボロいレトロな列車がすきなんですが、
旅するときの目的に応じて、
趣味路線に走りたい時は、ボロいレトロな列車を、
快適に旅をしたい時は新しい列車を選ぶことにしています。
昨日は、最近運転を開始した
台鐵の最新型車両「普悠瑪號(プユマ号)」の話をしましたが、
今日は、ボロいレトロな列車をご紹介します。
その列車が走るのは台湾の南部、南迴線です。
高雄から列車で約1時間ちょっとの枋寮というところから、
台湾東部の台東までを走る「普快」といわれる列車です。
この列車は2013年5月21日現在、1日1往復しかありません。
近々廃止もうわさされていますので、乗るのならお早目に!
(普快3671次列車)枋寮12:08-台東14:20
(普快3672次列車)台東17:25-枋寮19:34
それでは、列車に入線いただきましょう!
いいですね、青に白のライン。そして、客車の列車!
色だけならブルートレインに似ています。
現地で一部愛好家からは「藍皮車」とも呼ばれているそうです。
それでは、乗車してみましょう。
う~ん、いい感じにくたびれた合皮のシート、
そしてこれまた歴史を感じさせる扇風機。いいです。風情があります。
もちろん、冷房なんてそんなもんはありません。
この日は日差しは強くなかったものの、
30度くらいありましたので、汗だくで列車に乗りました。
約2時間の旅のうち、半分くらいは山間のトンネルを通ります。
残りの1/4くらいは、町や平野ちょっと眠たくなるのですが、
そして、残りの1/4は、海を眺めながら景色のよい場所を走ります。
特に、枋寮から台東に向かっていくときは進行方向右手が海側になり、
景色がとてもきれいなところがあります。
こちらの写真を撮影した時は、
天気がいまいち(プラス撮影技術がいまいち)だったのですが、
お天気がいい日はきっと絶景だと思います。
窓を開けっぱなしにしながら風を切って走る感覚は、
東京で鉄道に乗っていてもほとんど味わえなくなりました。
たまには窓を開け放ち、自然の風だけを感じて、
旅をするのもまた面白いのではないかと思います。
きっと、台湾の新しい楽しみ方ができると思いますよ。
それでは今日はこの辺で!!