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台湾のローカル線集集線の終着駅・車埕駅の駅弁「木桶便當」

こんにちは。

今日は、台湾の中部を走る集集線という
ローカル線に乗ってきました。

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集集線は、日本時代に木材運搬のために作られた
台鐵(台湾国鉄)の支線です。
昔は林業が盛んで木材運搬で栄えたところなのだそうですが、
時代がたつにつれて林業が衰退、
路線も廃止するという話が出ていたところに、
観光需要を創出することに成功して、
路線の廃止も免れたという路線です。

なんでこんなことを話したかというと、
今日ご紹介するお弁当にこの木材が関係するからです。
と、いうわけでさっそく今日ご紹介する駅弁に登場してもらいましょう!

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「木桶便當」(集集線・車埕駅・260元(約850円))

お弁当の種類は何種類かあるのですが、
お店の人曰く排骨飯(台湾式骨付きとんかつ)が美味しいよとすすめる
(台湾のネットにも排骨飯よかったよと書いてありました)ので、
今回はそちらを注文しました。

お弁当の中には骨付きとんかつをはじめ、
モヤシや高菜、煮卵などが入っています。
ボリュームがありそうにも見えますが、
お米の量はそれほどないので、
個人的には軽い感じ(女性でちょうどいいくらいかな…)がしました。
木桶の中に紙の弁当箱が入っているので、
洗ったりせずに、気軽に持ち帰ることができます。

また、木桶なしの弁当も販売していて、こちらは70元(約250円)です。

 

お弁当は、駅弁と名乗っていつつも駅では販売していないので、
駅の近くの「車埕小飯店」というお店へ買いに行く必要があります。

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お店ではオーダーが入ってから料理して作ってくれるので、
常にホカホカの状態でお弁当をもらえます。

持ち帰って列車の中でも食べられますし

(ただロングシートなので、食べづらいし、風情はないかもしれません)、
お店の中で食べることもできます(今回はお店で食べました)。
食べてたらお店の人が日本人だとわかったらしく、
全日空の機内誌「翼の王国」でも取り上げられたんだよと、
誇らしげに教えてくれました。
他にもこのお店、「駅弁ひとり旅」という漫画にも出ています。

営業時間は朝8:30から夕方17:30まで営業しているそうです。

台湾の駅弁は大体パターンが決まっているのですが、
地元にゆかりのある木材が使われている駅弁というのはとても珍しいです。

 

駅からお店まで、ちょっと懐かしい雰囲気の坂を上がっていくんですが、
そこの路地裏も雰囲気があってとてもよいですし、

駅や駅の近くにも雰囲気のある建物がたくさんあります。
せっかくなので、台北からのアクセスとかも含めて改めてご紹介しますね。
ではでは今日はこの辺で!