台湾のテレビ番組・「ニュース専門チャンネル」
こんにちは。
台湾のホテルに泊まっていて、ふと時間ができたときに、
テレビをつけたりすることはありませんか?
台湾のテレビは地上波テレビのほかに、ケーブルテレビチャンネルが多数あり、
そのチャンネル数は100を超えるといいます。
ホテルでテレビをつけると、そのチャンネル数に皆さんびっくりされると思います。
ちなみに、視聴率もものすごく低く、1%行くと「人気番組」なんだそうです。
視聴率が5%とかを超えると「お化け番組」のような存在になるらしいです。
さて、今日はそんな数あるチャンネルの中から
ニュースチャンネルを紹介したいと思います。
台湾のニュースチャンネルの特徴として、
ローカルな話題やB級ニュースが世界経済のニュースなどと
同等に扱われることがあります。
例えば、
「オバマ大統領が中国を電撃的に訪問しました。」
というようなニュースに続いて、↓のようなニュースが流れます。
「おじいちゃんが自転車で高速道路を走る!!(嘉義)」
パトカーが捕まえた後、保護されたそうです(笑)。
ちなみに、警察に捕まった後、
警察の追及におじいちゃんは「暑かったから涼しいと思って…」などと、
説明していたそうです(笑)。
こういったニュースが終わると、今度は
「台北のMRT信義線が今年の冬に開通!交通大臣が発言」
という雰囲気の真面目な(?)ニュースが流れます。
このまま真面目に行くのかな…と思ってると…
「ゴキブリの街路灯?本当はホタルのオブジェだった!」
ホタルが多く生息する町が町おこしを狙ってつくったホタルの街路灯が、
ゴキブリにしか見えないというニュースです。
町の人の声「いやぁ、たしかにゴキブリしか見えないねぇ…」
…と、こんな感じでニュースが続いていきます(笑)。
そして、アナウンサーは真面目にこれらの原稿を読み上げていきます。
なんでこういうスタイルのニュース番組になったのか気になったので、
台湾人の友人に聞いてみたところ、
「最初は真面目にニュースだけだったんだけど、
この方が視聴率がとれるのでこうなったらしい」
という回答が返ってきました。
日本のニュース番組もNHKを除くと、
なんだか最近はワイドショーのようになってますが、
台湾のニュース番組はもしかしたら日本のニュース番組の
未来を示しているのかもしれません。
以上、現場から胖胖がお伝えいたしました。