胖胖(ぱんぱん)旅行社~台湾旅行専門ブログ~

台北・九份・台中・台南・高雄・花蓮…台湾旅行に役立つおいしいお店や夜市、新幹線や台鐵、空港バスの情報等をご紹介します。

行列のできる台北・華山市場のおいしい朝ごはんのお店「阜杭豆漿」

こんばんは。

時間は夜ですが、今日は朝ごはんのお話を(笑)。

 

私は仕事で台北に行くと、時々1週間くらい滞在することがあります。

最初の何日かはホテルの朝食でいいのですが、

3日もするとホテルの朝食には飽きがきてしまいます。

そんな時におすすめなのが、「阜杭豆漿」です。

MRT善導寺駅の5番出口をあがったところにある「華山市場」の2Fに

このお店はあります。

 

ここは、朝ごはん専門店で朝の5:30頃にお店を開けて、

12時過ぎにお店が閉まります。

時間にならなくても、売り切れたらおしまいです。

メニューは豆乳(中国語で豆漿・どうじゃん)と、

ナンのような厚燒餅(ほうさおびん)、クレープのような蛋餅(だんびん)、

台湾式おにぎり飯糰(ふぁんたん)等があります。

 

タイトルに「行列のできる」と書いている通り、

2Fのお店にたどり着く前にきっと、↓こんな感じで行列が目に入ると思います。

f:id:pangpang-travel:20130322212819j:plain

これがこの「阜杭豆漿」を求めて並んでいる人の行列です。

まずは、この列に並ばなくてはなりません。

 

なので、時間がない時や、せっかちな人にはこのお店は向きません。

経験値でいうと、待ち時間は以下の通りです。

・2Fの階段のところまで→5~10分程度

・階段下まで→10~15分

・階段下の道まで伸びているとき→20~30分

・忠孝東路(MRTの出口がある大通り)まで列が伸びている時→30~40分

・MRTの出口よりさらに列が忠孝東路に伸びているとき→40~60分

 

もちろん、その日にもよって待ち時間や列の長さは違うとは思いますが、

私的な経験でいうと、土日の比較的ゆっくりした時間(8:00~10:00過ぎ)が、

一番行列ができているような気がします。

個人的に並ぶ時間の平均は20~30分、

最長で1時間ちょっと、最短では3分くらいでした。

一人で行くときは、並ぶ前にトイレを済ませておいてくださいね(笑)。

 

さてさて、長い行列に並んでしばらくたつと、お店にたどり着きます。

f:id:pangpang-travel:20130322212817j:plain

慣れてしまうとなんてことないのですが、

オーダーシステムについて、解説します。

1.豆乳を頼む

まずは、豆乳のオーダーをします。

豆乳は何種類かあります。

日本人が一番想像しやすい冷たい豆乳は「冰豆漿(びんどうじゃん)」、

あたたかい豆乳は、「甜豆漿(てぃぇんどうじゃん)」、

個人的に一番のおすすめは湯豆腐のような優しい味わいの

「鹹豆漿(しぇんどうじゃん)」です。

カウンターのおばちゃんはものすごい早い中国語でまくし立ててきますが、

ここで聞かれることは大体2つです。

「先生(小姐)什麼豆漿(しぇんせん(しゃおじぇー)しゃまどうじゃん?)」
(日本語訳:どの豆乳にしますか?)

→上記の豆乳の種類といくつ頼むかを答えてください。

 

「內用外帶?(ねいよん/わいだい)?」

(日本語訳:こちらでお召し上がりですか?テイクアウトですか?)

→席で食べる場合は「内用(ねいよん)」、

 テイクアウトは「外帯(わいだい)」と答えてください。

 

心配だったら事前にメモを用意するか、

ガイドブック等で指さしてオーダーしてください。

 

それと、鹹豆漿にはパクチーがのっけられますので、

苦手な人は、「不用香草(ぶーよんしゃんつぁい)」というか、

紙に書いて見せてください。

(もっとも乗っけられたら、あとから取ればいい話ですが)

f:id:pangpang-travel:20130322212812j:plain

(写真は鹹豆漿)

 

2.そのほかのオーダーを頼む

豆乳がトレイの上に乗せられると、

二人目のおばちゃんがやはり中国語でまくしたててきます。

「需要什麼」(しゅーやおしゃま)

(日本語訳:何にしましょう?)

 

豆乳以外に何かオーダーする場合は、ここで頼みます。

個人的にお気に入りは、厚餅夾蛋(ほうびんじゃーだん)。

ナンのような食感の生地にクレープのように薄い卵焼きが挟まってるものです。

これを食べて豆乳を飲むと、私でもお腹ができます。

何人かで一緒に行くときは、

ナンのような厚燒餅(ほうさおびん)、

クレープのような蛋餅(だんびん)、

台湾式おにぎり飯糰(ふぁんたん)などを1つずつ頼んで、

みんなでシェアして食べると、色々な味を楽しめます。

f:id:pangpang-travel:20130322212815j:plain

(写真は厚燒餅)

 

3.お会計

「2.その他のオーダーを頼む」でオーダーしたものが

トレイの上に乗っけられたら、3人目のおばちゃんが現れて会計をしてくれます。

お会計をしてくれたら、スプーンやお箸なんかをとって、

必要に応じて蛋餅にお醤油をかけたりしてからテーブルに料理を運びましょう!

 

4.実食!

さぁ、いよいよ実食です。

鹹豆漿は、出汁がきいてて、懐かしくて、ホッとできる味です。

前日仕事の付き合いで飲みすぎたりしていても、

胃の中にやさしくいたわるように入ってきてくれます。

厚燒餅は、もちもちしていてナンのような食感です。

ネギなどの香りが香ばしく、生地に甘みがあってとても美味しいです。

食べ終わったら、階段のところに食器の返却代がありますので、

セルフサービスで片づけてくださいね。

 

1人~2人で行く場合は、テーブルやいすがたくさんあるので、

座れないということはないと思いますが、

グループでまとまって座りたい時なんかは一人に並んでもらって、

場所取りの人を1~2人準備した方がいいかもしれませんね。

 

このお店はあまりに売り上げがよくて、

そのわりに税金の納税が少ないので税務署が目を付けて、

通常この手の店で免除されるレシートの発行を義務付けて、

税金の徴収を強化したとかそんな伝説も持っていたりします。

まさに、「台北伝説の朝食店」といえるでしょう(笑)。

 

詳しい地図や場所などはこちらをご覧下さい。

月曜日が定休日ですので、気を付けてください!

 

それでは、今日はこの辺で!!