行列のできる台北・華山市場のおいしい朝ごはんのお店「阜杭豆漿」
こんばんは。
時間は夜ですが、今日は朝ごはんのお話を(笑)。
私は仕事で台北に行くと、時々1週間くらい滞在することがあります。
最初の何日かはホテルの朝食でいいのですが、
3日もするとホテルの朝食には飽きがきてしまいます。
そんな時におすすめなのが、「阜杭豆漿」です。
MRT善導寺駅の5番出口をあがったところにある「華山市場」の2Fに
このお店はあります。
ここは、朝ごはん専門店で朝の5:30頃にお店を開けて、
12時過ぎにお店が閉まります。
時間にならなくても、売り切れたらおしまいです。
メニューは豆乳(中国語で豆漿・どうじゃん)と、
ナンのような厚燒餅(ほうさおびん)、クレープのような蛋餅(だんびん)、
台湾式おにぎり飯糰(ふぁんたん)等があります。
タイトルに「行列のできる」と書いている通り、
2Fのお店にたどり着く前にきっと、↓こんな感じで行列が目に入ると思います。
これがこの「阜杭豆漿」を求めて並んでいる人の行列です。
まずは、この列に並ばなくてはなりません。
なので、時間がない時や、せっかちな人にはこのお店は向きません。
経験値でいうと、待ち時間は以下の通りです。
・2Fの階段のところまで→5~10分程度
・階段下まで→10~15分
・階段下の道まで伸びているとき→20~30分
・忠孝東路(MRTの出口がある大通り)まで列が伸びている時→30~40分
・MRTの出口よりさらに列が忠孝東路に伸びているとき→40~60分
もちろん、その日にもよって待ち時間や列の長さは違うとは思いますが、
私的な経験でいうと、土日の比較的ゆっくりした時間(8:00~10:00過ぎ)が、
一番行列ができているような気がします。
個人的に並ぶ時間の平均は20~30分、
最長で1時間ちょっと、最短では3分くらいでした。
一人で行くときは、並ぶ前にトイレを済ませておいてくださいね(笑)。
さてさて、長い行列に並んでしばらくたつと、お店にたどり着きます。
慣れてしまうとなんてことないのですが、
オーダーシステムについて、解説します。
1.豆乳を頼む
まずは、豆乳のオーダーをします。
豆乳は何種類かあります。
日本人が一番想像しやすい冷たい豆乳は「冰豆漿(びんどうじゃん)」、
あたたかい豆乳は、「甜豆漿(てぃぇんどうじゃん)」、
個人的に一番のおすすめは湯豆腐のような優しい味わいの
「鹹豆漿(しぇんどうじゃん)」です。
カウンターのおばちゃんはものすごい早い中国語でまくし立ててきますが、
ここで聞かれることは大体2つです。
「先生(小姐)什麼豆漿(しぇんせん(しゃおじぇー)しゃまどうじゃん?)」
(日本語訳:どの豆乳にしますか?)
→上記の豆乳の種類といくつ頼むかを答えてください。
「內用外帶?(ねいよん/わいだい)?」
(日本語訳:こちらでお召し上がりですか?テイクアウトですか?)
→席で食べる場合は「内用(ねいよん)」、
テイクアウトは「外帯(わいだい)」と答えてください。
心配だったら事前にメモを用意するか、
ガイドブック等で指さしてオーダーしてください。
それと、鹹豆漿にはパクチーがのっけられますので、
苦手な人は、「不用香草(ぶーよんしゃんつぁい)」というか、
紙に書いて見せてください。
(もっとも乗っけられたら、あとから取ればいい話ですが)
(写真は鹹豆漿)
2.そのほかのオーダーを頼む
豆乳がトレイの上に乗せられると、
二人目のおばちゃんがやはり中国語でまくしたててきます。
「需要什麼」(しゅーやおしゃま)
(日本語訳:何にしましょう?)
豆乳以外に何かオーダーする場合は、ここで頼みます。
個人的にお気に入りは、厚餅夾蛋(ほうびんじゃーだん)。
ナンのような食感の生地にクレープのように薄い卵焼きが挟まってるものです。
これを食べて豆乳を飲むと、私でもお腹ができます。
何人かで一緒に行くときは、
ナンのような厚燒餅(ほうさおびん)、
クレープのような蛋餅(だんびん)、
台湾式おにぎり飯糰(ふぁんたん)などを1つずつ頼んで、
みんなでシェアして食べると、色々な味を楽しめます。
(写真は厚燒餅)
3.お会計
「2.その他のオーダーを頼む」でオーダーしたものが
トレイの上に乗っけられたら、3人目のおばちゃんが現れて会計をしてくれます。
お会計をしてくれたら、スプーンやお箸なんかをとって、
必要に応じて蛋餅にお醤油をかけたりしてからテーブルに料理を運びましょう!
4.実食!
さぁ、いよいよ実食です。
鹹豆漿は、出汁がきいてて、懐かしくて、ホッとできる味です。
前日仕事の付き合いで飲みすぎたりしていても、
胃の中にやさしくいたわるように入ってきてくれます。
厚燒餅は、もちもちしていてナンのような食感です。
ネギなどの香りが香ばしく、生地に甘みがあってとても美味しいです。
食べ終わったら、階段のところに食器の返却代がありますので、
セルフサービスで片づけてくださいね。
1人~2人で行く場合は、テーブルやいすがたくさんあるので、
座れないということはないと思いますが、
グループでまとまって座りたい時なんかは一人に並んでもらって、
場所取りの人を1~2人準備した方がいいかもしれませんね。
このお店はあまりに売り上げがよくて、
そのわりに税金の納税が少ないので税務署が目を付けて、
通常この手の店で免除されるレシートの発行を義務付けて、
税金の徴収を強化したとかそんな伝説も持っていたりします。
まさに、「台北伝説の朝食店」といえるでしょう(笑)。
詳しい地図や場所などはこちらをご覧下さい。
月曜日が定休日ですので、気を付けてください!
それでは、今日はこの辺で!!