台湾・バスの旅シリーズ1「台北のバスの乗り方と基礎知識」
こんにちは。今日は最初に質問です。
お気に入りの場所や、仕事で何度か行った場所に行った時に、
ふと、こんなことを思ったことはありませんか?
「なんか刺激が足りない」
「もっとローカルな体験がしたい!」
慣れてくると、人間はわがままなもので、
ついつい新しい刺激を求めてしまうものです。
そこで今日は、台北に何度か行ったことがあるという方向けに、
バスの旅をお勧めしたいと思います。
できれば、シリーズにしていきたいとおもいます。
第1回の今回は基礎知識編です。
まずは、バスの系統を調べるときはこちらのサイトが便利です。
路線番号でしか書かれていないのがなれない私たちには不便ですが…
でも、このなれないとわかりにくいのを乗り越えて
目的地にたどり着くのがなんか爽快なんです(笑)。
ちなみにこのサイト、どことどこのバス停の間にバスがいるかが
一目でわかるようになっているので、そういう意味ではとても便利です。
さぁ、それでは実際にバスに乗りに行ってみましょう。
はじめに、台北のバス停をご覧に入れましょう!
これが一般的なバス停です。
「中興中学」というのがこのバス停の名前、
下の数字はバスの系統番号、往××と書いてあるのはバスの行先です。
大通りなんかには同じ場所にいくつもの系統のバスが止まります。
基本、自分の乗りたい系統のバス停の前で待ちましょう。
今回ご紹介したのは一般タイプのバス停ですが、
南京路や信義路、敦化路など大通りは、中央にバス専用レーンがあって、
道路の中央にバス態があることもありますので、気を付けて下さい。
バス停の下の方に目をやると、バスの路線図が貼ってあります。
ちなみに、この路線図、東西南北に関係なく、適当に書かれていますので、
見慣れなかったり、地理感覚がないと最初はちょっと苦労します。
ここまで見てバス停を見て、皆さん何かに気が付きませんか?
そうです、時刻表がないんです。
実は、台北の市街地を走るバスはバスの時刻表がほとんどない状態で、
こちらの路線図の中に
「尖峰 X~Y分」「離峰 A~B分」と書かれているのですが、
これがバスの運転間隔で、尖峰がラッシュアワー、
離峰は深夜早朝など本数が少ない時間です。
平日と土休日(例假日という表記がされています)によって、
運転間隔は異なることが多いです。
さぁバスがやってきました。
自分が乗るバスが来たら目立つように手を上げましょう。
本当に自分が行くところに行くバスか心配な時は
「有沒有到(目的地の名称)?」と書かれたメモを周囲の人か、
バスの運転手さんに見せてください。
バスに乗り込むと、こんなランプが目に入ります。
これは、先払いか後払いかを示すランプで、
「上車收費」の場合は、運賃先払い
「下車收費」の場合は、運賃後払いのバスです。
今回は「下車收費」なので、下車時に支払いましょう!
バスは座る前に荒々しく出発することが多いので気を付けてください。
日本と同じで、運転席の上に停留所の名前が出ます。
よく、LEDのバス停表示が壊れていることもありますので、
壊れていたらごめんなさい。
そんなときは、周りの人にメモを見せて聞いてみるとよいと思います。
台湾の人は優しいので、絶対に助けてくれると思います。
降りる停留所の名前が出たら、「下車鈴」と書かれた下車ボタンを押してください。
せっかちな運転手さんはお客さんが降りないと判断した瞬間に
バスを出す傾向にあるので、ボタンを押したら出口付近まで進み、
ドアが開くのを待ちましょう。
支払いは、台北の場合現金と悠遊卡(EASY CARD)が使えます。
現金は、おつりが一切出ませんので、事前に必ず小銭を用意してください。
通常台北の町中をのっているだけなら15元です。
上記の通り、小銭はおつりが出ないという弱点があるので、
バスに乗るときは、悠遊卡をもっていると便利でしょう。
MRTと乗り継ぐときは、割引も適用されます。
カードの場合は、台北市内で乗っている場合は、
降りるとき又は乗るときに1回タッチでOKです。
九份方面など遠距離の場合は2回タッチする必要があることもあります。
いかがでしょう?バスに乗っている姿が想像できましたか?
ここまでご覧いただいたように、初心者にはちょっと難しいバスですが、
なんとなく台湾の人たちのローカルな生活に触れることができるので、
私は最近バスでどこかに行くのが大好きです。
そして、安いので旅費の節約にもつながります。
ちょっと冒険してみたいあなたに台湾のバスはピッタリな乗り物です。
これをクリアできたら、あなたも台湾達人の仲間入りでしょう!
それでは、今日はこの辺で!
(写真一部提供:布小丁,感謝你~~~!!)