烏樹林糖廠(烏樹林文化園區)の五分車(製糖鉄道)
こんにちは!
今日は台南県の郊外にある烏樹林糖廠(烏樹林文化園区)にご案内します。
文字の通り、ここは製糖工場があった場所で、
台湾の製糖産業が斜陽化し、工場が閉鎖になった後、
産業観光施設としてオープンしたところです。
かなり郊外にあるので、タクシーを貸し切ったり、
台湾人の友達に車に乗っけてもらわないとアクセスできない場所ですが、
鉄分を必要としている方には、もってこいの場所です。
ここの見どころは、五分車という製糖鉄道です。
以前は、台鐵(台湾の国鉄)駅から
あちこちへ砂糖を運ぶために整備されていて、
旅客の輸送も行っていたそうなのですが、
製糖工場がなくなる前後に製糖鉄道も廃止されてしまい、
現在はその一部が文化園区の乗り物として残されています。
それでは、さっそく列車に乗ってみたいと思います。
製糖鉄道の旅は烏樹林駅からスタートします。
古くていい感じの駅舎です。
駅長さんがフライキ(旗)をあげると、列車が動き出します。
列車には解説員の人が乗っていて、解説してくれますが、
台湾語でまくしたてているので、正直意味わかりません(笑)。
沿線には、サトウキビ畑や、バナナの木なんかが植えてあります。
踏切は手動で人がバイクに乗って踏切を閉めに行ってたりして、
なかなかおもしろいです。
10分ほど列車に揺られて行くと折り返しの駅に到着します。
折り返し駅では、10分ほど停車し、機関車の方向転換を行います。
ここではアイスクリームや果物なんかを販売していますので、
気が向いたら購入してもいいかもしれません。
何せ夏場はこの列車、むちゃくちゃ暑いですから(笑)。
折り返し駅からは、途中までは同じ線路を走り、
途中からは違う線路に入っていきます。
そして、終着駅は乗車した駅と違う駅に着きます。
終着駅は博物館と物産館の入り口になっていて、
製糖鉄道と製糖工場の歴史を学べます。
そして、物産販売のコーナーを抜けると、
烏樹林駅に戻ってくるようなコースになっています。
駅の近くには製糖鉄道で使われていた車両が保存されています。
土曜日と日曜日の10:30にはSLが運行されているのですが、
残念ながら車両故障のため、現在は運休になっているようです。
最新の情報は、こちらのホームページをご覧ください。
それでは今日はこの辺で!!
明日は、ここで出会った方をご紹介したいと思います。